2025/06/02
夏至
『夏至』は、太陽が1年で最も高い位置を通る、1年のうち最も昼の時間が長い日です。“二十四節季”の1つで、「夏に至る」という意味から「夏至」と呼ばれます。
今年の夏至は6月21日(土)です。

日本では夏至は梅雨の期間に当たり晴れる日は少ないですが、北海道など梅雨の影響が少ない地域では、長い日照時間を実感しやすいかもしれません。
また、北極圏では白夜が発生します。『太陽が沈まない現象』での日常生活はどんな感覚なのか想像もつかなくて、興味はありますが北極圏はさすがに遠い・・ですね。

『夏至』に全国的な風習はなく、地域ごとの食文化(関西ではタコを食べる?食べます?)はあるようですが、冬至のように「柚子湯に入る」「かぼちゃを食べる」など根付いた習慣はないようです。

近年は“二十四節季”自体の認識が低くなっているように感じますが、昔の方の季節ごとの生活の在り方を知る事は、現代の私たちの生活にも少しばかりのゆとりや癒しをもたらしてくれるかもしれません。
季節の移ろいを暦で確認しつつ、身体が季節に順応できるように準備を行っていきましょう。
2025/05/01
夏に向けての体づくり
新年度がスタートして、あっという間に1ヶ月が経ちました。慣れない環境の中で過ごし、少し疲れが出てくる頃かもしれません。息抜きも大事ですので、お休みできるときはゆっくりお過ごしください。

 5月は春から初夏へと移る季節で、外に出る機会も多くなってくるかと思います。しかし日中は夏並みの気温まで上がり、汗ばむ程の暑い日もあります。梅雨入り前の5月は、身体が汗をかくことにまだ慣れていないため、発汗が上手くできず体温が上昇すると、熱中症になる危険がありますので、注意が必要です。
そこで予防対策として、体を暑さに慣れさせる「暑熱順化」の生活を意識しましょう。暑熱順化をすることで低い体温でも汗をかきやすくなり、血流も増加して熱が外に逃げやすくなります。軽い運動などで汗をかくことで、個人差はありますが2週間程で暑熱順化ができます。運動の他にも、入浴やストレッチも効果的ですよ。
夏本番を迎える前に、暑さに負けない体づくりをしていきましょう。
2025/04/03
変化の季節だからこそ「ゆとり」を
4月は暦の上では春の終わりですが、もっとも春らしい時期とも言えます。
新たな環境への変化や行事ごとも多い時期ですが、皆さま体調はいかがでしょうか。

変化の季節だからこそ、「ゆとり」を持つことも大切かもしれません。
疲れたと思った日は、普段より早く寝るようにしましょう。
疲れを感じてなくても、朝すっきり目が覚める程度の睡眠時間は確保するようにしましょう。
また、毎日朝食を摂ることも大切です。
主食・主菜・副菜などバランスの良い食事を心がけましょう。

新たな環境の中で良い変化であっても、緊張や疲労はたまります。
その中で新しいことを取り入れすぎると、心身の負担に繋がります。

まずは環境に慣れることを意識して、「ゆとり」を持ちながら、少しずつ新しいことを始め、一緒に新たな生活を迎えましょう。
2025/03/01
自律神経の乱れに気を付けましょう!
啓蟄(けいちつ)が訪れると共に、ひと雨ごとに春の気配を感じる今日この頃、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

啓蟄とは冬眠していた虫が穴から出てくる頃という意味があり、「啓」には開くという意味、「蟄」には虫が土の中などに隠れている様子があるため、これらをあらわせることで土に隠れた虫たちが出てくることを表現します。
一般に虫たちが動き始めるのは1日の平均が10℃以上と言われ、春の陽気に誘われて虫たちも姿を現し始めそうですね。

 春は1年の内で寒暖差が一番大きく気温の変化に対応するため、身体は交感神経の働きが優位な状態(緊張状態)が続きやすくなります。この状態では、疲れがたまりやすい、免疫力が下がる、胃腸の働きが落ちる、寝つきが悪くなるなどの症状が現れやすくなります。
 さらに、春は異動・転勤・新生活の始まりなど生活が大きく変化する季節です。普段より緊張する機会やストレスを感じることが多く、自律神経が乱れやすくなります。

〔自律神経を整えるためのアドバイス〕

・決まった時間に起床し、欠食なくバランスよくとる
(消化の為に副交感神経が活発に働きリラックスモードになる)

・良質な睡眠をとる
(就寝前に目元や首元を温める/ハーブティーを飲む)

・体温調節ができる服装を心がける
 (温度変化に適応するため、薄手のシャツやカーディガンなどを重ね着する)

・ストレスを解消する
 (ストレッチやウォーキングなどこまめに身体を動かすことで気分をリフレッシュ)

・花粉症対策をする

季節による影響は避けられないので、日常にちょっとした工夫を取り入れ、春を楽しく過ごせるといいですね。

2025/02/01
隠れ脱水にご注意下さい
年明けから早くも1か月が過ぎましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。まだまだ寒さは続いていますが、日中の日差しがほんの少し温かい日も出てきましたね。
2月は立春の季節でもあり、「三寒四温」という言葉の通り、寒い日・温かい日を繰り返しながら少しずつ温かくなっていきます。昼と夜で気温差が大きくなり体調管理が難しくなりますが、この時期もう一つ注意していただきたいのが「隠れ脱水」です。
冬は空気の乾燥や暖房によって水分が奪われやすい反面、他の季節よりも喉の渇きを感じにくいため、水分補給を忘れがちです。脱水になると、脳・消化器・筋肉の3か所に症状が現れやすくなります。例えば頭痛や日中の眠気、食欲低下、胃もたれ、便秘、倦怠感、足がつるといった症状で、なかなか脱水が原因だと気付くことは難しいかもしれません。「何となくしんどい」状態が続く場合はまず水分不足を疑い、こまめに水分補給してみましょう。症状が強い場合や飲食ができない場合はクリニックにご相談下さい。
一緒に元気に冬を乗り越えましょう。
2025/01/22
インフルエンザは依然流行中!
年が明けて20日が過ぎ、日常が戻りつつある頃でしょうか?
年明けから、風邪症状で受診される方は多く、新型コロナ・インフルエンザは依然流行中です!
最近は胃腸炎の方も増えています。

感染症は抵抗力や免疫力が落ちるとかかりやすくなるので、体力をつけて、うがい・手洗いを続けましょう。
予防接種も有効手段です。
特にインフルエンザはまだこの先B型の流行も予想されますので、予防接種がまだの方はぜひご検討ください。
接種期間は1月31日(金)までです。
2025/01/04
2025年 新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。

昨年令和6年は元日より能登地震があり、コロナ感染症は収束することなく、年末にはインフルエンザの大流行と、あわただしい1年でした。
また私事では、4月に脊柱管狭窄症の手術を受け術後のリハビリに苦労したこともあり、健康の大切さを改めて実感した1年でもありました。
今年は皆様にとってどのような年になるのでしょうか。

人には 希望 夢 願望 があります。しかし時間は前にしか進まず、肉体は次第に衰え病気になる事が増え、生きるためには努力を要します。残念ながら肉体に問題が生じた時には、医療や介護が必要となります。
医療はめざましく発展しましたが、今だ充分ではありません。特に重症化した病気への対応は困難であり、医療を有効に活用するためには病気の早期発見 早期治療が重要です。
当クリニックが皆様の希望や願望、夢を叶えるためにお役に立てれば幸いだと思っています。

今年が皆様にとって良い年になる事を心から願います。
2024/12/02
早いもので今年もあと1か月になりました。
12月になると何となくソワソワと落ち着かないという方もおられるのではないでしょうか?
クリスマスや年末年始の準備などすることが多くなり実際に忙しくもなるのですが、「師走」の響きが気持ちを急かしてしまうのかもしれません。「師走」には、昔の風習で「僧侶がお経をあげるために各家庭を回るのに忙しいから」とか「普段落ち着いている教師も忙しく走り回るから」など諸説あるようですが、いずれにしても忙しそうです。

世界情勢は混乱の中にあり、クリスマスやお正月を穏やかに迎えることが困難な方が多くおられます。
日本人はキリスト教の聖なる日であるクリスマスを楽しみ、神々をお迎えするお正月儀式を粛々と整えます。
信仰のあり方はそれぞれですが、「それもあり」的な日本人の信仰心は平和だなと感じます。
日常では少数他者を排除しようとする大衆心理からかいじめや差別がなくなりませんが、「それもあり」な日本人なら受け入れることができるはずなのに、と歯がゆい気持ちでおります。
どうか来年が穏やかで、多くの方が笑顔で過ごせる1年になりますように。

年末年始のクリニックの休診案内です。
 今年 12月28日(土) 午前診察まで
 来年  1月 4日(土) より通常通り
休診中はご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願い致します。
皆様が健やかに新しい年を迎えられることをお祈りしております。
2024/11/01
ウイルスに負けない身体作り!
 朝夕の冷え込みが強くなり、少しずつ銀杏の葉も黄色く色づき始めました。これから寒さは一層厳しくなり、本格的な冬へと季節は移っていきます。

 低温で乾燥した冬はウイルスが好む環境で感染力は強くなります。普段からウイルスに負けない身体づくりを心がけましょう。

・免疫力を高めるために、十分な睡眠と運動を心がけましょう。
・ビタミン・ミネラルなども意識して、バランスの良い食事を摂りましょう。
・過労や過度なストレスを避け、気分のリフレッシュを図りましょう。
・気道粘膜のバリア機能を守るため、湿度を50-60%に保つよう工夫しましょう。
・感染リスクを低下させ、重症化を防ぐ事が出来るワクチン接種を活用しましょう。

 クリニックでは[インフルエンザ][新型コロナ][肺炎球菌]等のワクチン接種を行っております。
ウイルス感染症はご自身だけでなく周囲の人へ感染を広げてしまう可能性があります。
ご自身も、身近な大切な方も、ウイルス感染症から守る為、対策は万全に!
2024/10/01
インフルエンザ予防接種について

秋気さわやかな季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて今年もインフルエンザ予防接種が始まります。
(期間:R6.10.1(火)〜R7.1.31(金)まで)
また65歳以上の方は今年度から新型コロナワクチンの定期接種が始まります。
(期間:R6.10.1(火)〜R7.1.31(金)まで)

インフルエンザは冬季(昨年は10月〜)に流行しますので、当院ではインフルエンザ予防接種を先に受けていただくようお勧めしています。
インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの同時接種は可能とされていますが、当院では患者様の体調面(接種後の痛みや腕の腫れ、倦怠感など)を考慮し、1週間は間を空けていただくようお願いしています。
ご本人・ご家族に風邪症状がある場合は接種できないため、早めに受けてください。
インフルエンザワクチン・新型コロナワクチンともに予約ではありませんので、体調を整えてお越しください。
接種希望の方は受付で予診票を記入していただきますので、申し出てください。

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