2024/02/03
如月について
2月の和名は「如月(きさらぎ)」と言われますが、漢字と表す意味の由来は異なります。如月(きさらぎ)の由来は、まだまだ寒さが厳しい時期のために、更に衣を重ね着するという意味から「衣更着(きさらぎ)」になったという説が最も有力とされています。
では何故「如月」の漢字が使われているかというと、中国の2月の異名「如月(ニョゲツ)」が由来となっているようです。
如月(ニョゲツ)には寒い冬が終わり、春に向かって万物が動き始める時期、という意味があります。つまり、同じ漢字を使っていても「きさらぎ」と「ニョゲツ」では表している意味は違っている、という事になります。
2月は実際には一年の中で寒さが最も厳しく、雪も多い季節ですが、歴の上では3日頃「節分」4日頃には「立春を迎え、寒い中でも日脚が伸び、春の植物が咲き始め、東風が吹くなど、春が始まります。しかし、「三寒四温」と言われるように、寒さと温かさが交互にやってくるこの時期は体調管理がむつかしいようです。
年末年始には人が多く集まり、つい食べすぎたり、飲みすぎたり、夜更かししたり、、、。そんな生活習慣を正し、ウイルスや細菌に負けない免疫力アップに取り組んでみてはいかがでしょうか?
免疫力アップの方法は、、、
「生活習慣を整えて、美しい姿勢で過ごし、食べ過ぎない事」と、至ってシンプルです。
腹七分目〜八分目にし、カロリーを抑えた食事にすることで、老化を引き起こした古い細胞を一旦リセットし、新しい細胞に作り変えてくれる機能の働きが活性化されます。
この機能は常に満腹な状態ではあまり働かないため食べ過ぎないよう心がけることが重要です。
今年一月にはすでにスギ花粉の飛散が確認されており例年より早い花粉対策が必要となっています。
免疫力を上げて予防に努めてください。
2024/01/06
新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。昨年末から新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスが蔓延しており、皆様も感染対策などで大変な時期を過ごされておられると思います。当院も微力ながらこれらに対応し、職員一同今年も新たな気持ちで医療に取り組んでいきたいと思います。
元旦から能登半島で大きな地震があり、多くの人が被災されました。お正月に被災されるとは全くお気の毒に思いますが、自然災害も病気と同じで、人間の情念とは関係なく発生します。被害を受け入れ、乗り越えていかなければならないのは病気の治療と似通っています。
被災者の方々が多くの困難に負けることなく前進されますよう、心から応援申し上げます。
関西の我々にとっては、地震と言えば南海トラフ大地震を連想します。南海トラフ大地震が発生すれば国難レベルの災害となると言われています。阪神淡路大震災を経験した神戸もまた新たな苦境に置かれるかも知れませんが、世界的なコロナ感染症を経験した今、新たな災害に対する能力は阪神淡路大震災当時よりはるかに進歩していると思います。医療面ではコロナワクチンを短時間に大量に生成することができ、またそれを全国民に接種するという大事業もうまく行われました。
自然災害の多い日本に生まれたことは不幸ですが、日本は色々な面で優れた国であり、明るい未来が待っていると思います。
高齢者の増加が問題となっていますが、高齢者が増えたのは日本が社会環境・医療の面で大いに発展したからです。少子化が進んだのは予想外ですが、本来は世界に誇るべきことであり、さらに追及すべきことです。
当院も高齢者の方々の医療に力を注ぎ、フレイル対策にも取り組んでいきたいと思います。また、働き盛りの方がにとっては健康な肉体は最大の資本であり、この年代の方々にも利用しやすい医療機関でありたいと思います。
今年2024年が良い年になりますよう、また皆様の益々のご健康を心からお祈り申し上げます。
2023/12/01
◎年末年始の診療についてご案内◎
今年も残すところ後1ヶ月となりました。寒い日が続いていますが、皆さま体調は崩されていませんか?
暖かくしてお過ごしください。
現在インフルエンザの流行シーズン真っ只中ですが、
新型コロナウイルスも年末年始にかけて流行の再燃が心配されています。
元気に新しい年が迎えられるよう、手洗い・うがいや加湿などの基本的な感染対策に加え、ワクチン接種がまだの方はぜひ接種をご検討ください。
<インフルエンザワクチン接種 令和6年1月31日(水)まで ※予約不要>
<新型コロナワクチン接種 令和6年3月30日(土)まで ※予約必要>
年末年始の休診日についてお知らせします。
令和5年12月29日(金) 〜 令和6年1月3日(水)まで
休診とさせて頂きます。
ご不便・ご迷惑をおかけしますが、ご了承お願い申し上げます。
なお、令和5年12月28日(木)午前診まで、令和6年1月4日(木)からは
通常通り診療を行っておりますので、定期診察の方や体調で何か気になることがある方はお越しください。
2023/11/01
紅葉が待ち遠しいですね!
山の木々が美しいグラデーションを作り出す紅葉の季節になりました。紅葉がきれいに入りづく条件に“昼夜の寒暖差が大きい事”“最低気温が8度以下の日が続くこと”があります。
美しい紅葉は楽しみですが、私たちにとっては体の不調を招いたり、免疫力が低下して風邪などを引きやすくなったりする季節でもあります。
体を冷やさない事〔特に首・手首・足首・お腹〕や喉を乾燥させない事〔マスクは効果的〕を意識して、紅葉を楽しめる元気な体でいたいですね!
※インフルエンザが大流行中です!
厚生労働省からも11月中の接種を呼び掛けています。
ご自身の感染だけでなく、周囲への感染を防ぐ事も予防接種の目的の1つです。
まだ受けておられない方はぜひ接種を受けていただくようお勧めします。
2023/10/03
インフルエンザの予防接種について
秋晴れの陽気が心地良い頃となりました。さて今年もインフルエンザ予防接種が始まりました
*期間:10月2日(月)〜来年1月31日(水)まで
(インフルエンザ流行のピークは例年1月から3月上旬とされていますので12月までに接種していることが望ましいです。)
新型コロナワクチンの秋冬接種も始まっていますが、今から接種をお考えの方はインフルエンザ予防接種を先に受けることをお勧めしています。
また、新型コロナワクチンとインフルエンザ予防接種の同日接種は可能とされていますが、当院では体調面を考慮し、1週間は間隔を空けていただくようお願いしています。
今年は特にインフルエンザが流行する可能性が高く、北区でもすでに学級閉鎖がみられます。
2年間世界的にインフルエンザの流行がなかったことでインフルエンザへの免疫が下がっていることが推測されます。
ご自身やご家族の身体を守るために、日頃の感染予防対策に加え予防接種をご検討されてみてはいかがでしょうか?
インフルエンザ予防接種は予約ではありませんので体調を整えてお越しください。
接種前に予診票の記入をしていただきますので受付でお申し出ください。
2023/09/04
秋の花粉症について
暑い夏から秋へとバトンタッチする9月。夏の疲れが出やすい頃ですが体調は崩されていませんか?
春だけでなく秋にも花粉症があるのはご存じですか?
花粉症は春が有名ですが、約15%の方は秋にも症状を訴えられています。また、春にスギ花粉症がある方は秋の花粉症も発症しやすい傾向があります。
秋の花粉症はブタクサ、ヨモギなどのキク科、カナムグラというアサ科の花粉などが原因となりますが、住宅地やオフィス街などでよく見かける植物です。
この時期花粉症などが気になる方は、春と同様にマスクを着ける、メガネをかけるなどの対策が有効です。
また、スギやヒノキと比べて飛散距離が短いので、雑草の生えている場所に近づかない事も対策の1つです。
花粉の飛散ピークは9月なので、くしゃみや鼻水、咳などの症状が長引けばクリニックでもご相談くださいね。
2023/08/03
寝苦しい夜の対策について
8月に入り一際厳しい日差しが照り付けています。皆さんは連日の熱帯夜の中で充分な睡眠はとれていますか?良い睡眠は消耗した体力の回復につながります。夏の夜は寝苦しく睡眠不足になりがちです。寝苦しい夜はエアコンの設定温度を28℃を目安に設定し一晩中つけておき熟睡できる環境にしましょう。
布団を麻などのサラッとした肌触りのものに変えたり、シーツに糊を効かせるだけでも寝心地が良くなります。また暑いからといってシャワーだけで済ませず湯船に浸かり新陳代謝を高めましょう。
2023/07/12
禁煙治療についてお知らせです。
当院では以前禁煙治療を行っておりましたが、諸事情により近年は実施できておりませんでした。今後も再開は難しく、禁煙治療の申請を取り下げました。
インターネット等で検索をされると、治療可能な病院として掲載されている場合があるかもしれませんが、当院では治療できませんので、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。
2023/07/03
熱中症について
梅雨入りからはや一か月が過ぎ、もうすぐ七夕の季節になりました。気温も上がり、蒸し暑くなるこの時期から増え始めるのが「熱中症」です。熱中症は、気温や湿度の高い環境で体温調節がうまくいかず、めまい・だるさ・たちくらみ・食欲低下など、様々な症状を起こし、ひどくなると意識が低下することもあります。
特にご高齢の方は、暑さや喉の渇きを感じにくくなり、体温調節機能も低下する傾向があるので注意が必要です。
真夏に向けて今からできる熱中症予防として「暑さに慣れる事」があります。これは「暑熱順化」と言い、汗をかきやすい身体を作ることで、熱中症に強くなります。涼しい時間帯や散歩や半身浴などで汗をかく習慣をつけましょう。
本格的に暑くなれば、暑さを避け、脱水を防ぐことが大切です。
〔暑さ〕に対しては、扇風機やクーラーでの室温調節、暑い時間帯の外出を控える、日中の外出時には日傘や帽子を使用する、風通しのよい服を着るなど工夫をしましょう。〔脱水〕に対しては、喉の渇きを感じなくてもこまめな水分補給を心がけましょう。
2023/06/02
梅雨時期の過ごし方について
5/29より梅雨入りが発表されました。関西で5月に梅雨入りするのは10年ぶりだそうです。「五月病」で体調が優れない方も、元気に5月を乗り切った方も、この時期の過ごし方には注意が必要です。
「梅雨バテ」という症状をご存じでしょうか?
体に湿気が溜まるとむくみや頭・体の重み、頭痛・めまい、疲れやすさ、だるさ等の症状が出ます。特に胃腸機能が低下し、食欲不振や胃腸炎になりがちです。そのまま放っておくと夏バテへ移行し、夏本番を乗り切ることができなくなるだけではなく、病気を発症してしまうこともあります。
そのような状態にならないよう、十分な睡眠・冷え対策・こまめな水分補給・適度な運動・無理をしない、ということを心がけましょう。